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郷乃譽

郷乃譽.蔵元

『木を切るな』という家訓
郷乃譽の酒造元、須藤本家には代々『木を切るな』という家訓が伝えられてきた。代々といっても、その歴史は古く文献で分かっているだけでなんと1141年まで遡るそうです。現在の当主は55代目の須藤悦康さんです。


酒造りの原点、米、土、水、木にこだわる
蔵の中にある樹齢800年の槁社長の名刺には大きく『酒、米、土、水、木』と書かれており。『良い酒を造るには良い米と良い水が必要。良い米を作るには良い土が必要で、良い水は良い木ががなければならない』と、須藤家では代々口伝えで語り継がれてきたそうです。そこまで拘っている米と水ですが、まず酒米の多くは兵庫県産の山田錦を使っていて、それも、25年も前から兵庫県の契約農家で完全無農薬で作ってもらっている米を使用しています。


古代米
郷乃譽所有の田んぼお米への拘りは、もう一つあり平城京跡から出土した古代米を作っていることです。蔵元曰わく『山田錦は確かにすばらしい酒米ですが、人の手で改良されて来た米ですから、どうしても人の影が酒に映ります。だから人の影が映らない朴訥とした自然のままの酒を造るための米を探していて、この米にたどり着きました』ようやく出会った種もみをを3年かけて育て、無農薬、無肥料という2千年前の栽培法そのままに作っているそうで、その栽培法で作る米は免疫力が高くあまり虫が付かないお米になるそうです。この米を使い仕込んだのが『山川草木』という酒で、2千年前の水や空気を感じさせる、文字通り素朴な味わいのお酒になります。

800年間位置が変わらない井戸
蔵の敷地内には800年間位置が変わらない井戸がありますが、水は酒造りの要、文献に『腐造』とういう言葉が見あたらないのもこの水が非常に良かったからだろうと須藤さんは語ります。 しかし一口に800年と言っても想像のつかない年月の長さで、その間に枯れることなく湧き出る水はまさに神秘の水です。

ワイン評論家による評価
須郷社長と記念撮影最近、アメリカの有名なワイン評論家のロバート.パーカーJrによる吟醸酒のティスティングで、この蔵で造られた『花薫光』という純米大吟醸が一位ばれましたが、郷乃譽はヨーロッパにも輸出されていて社長の須藤さんも良く海外に出向かれるそうです。しかし海外で売られている日本酒は粗悪なモノが多くまた管理も良くないためアメリカやヨーロッパでの日本酒の評価があまりに低い事を嘆いておられました。社長自身は自分の造ったお酒を一人でも多くの外国の人に飲んでもらい本物の日本酒のクオリティを認めてもらいたいという一念で今も機会のある度に海外へも足を運んでいるようです。当店にご来店頂いた際にも海外でのお話を聞かせていただきましたが、海外ではお酒の評価が銘柄や固定観念ではなくお酒の善し悪しで評価が頂ける事が素晴らしいととても楽しそうに話されているのが印象的でした。



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